在在宅ワークを始めてから、集中できない日がはっきり出るようになりました。 やることはあるのに、なぜか手が止まる日があります。
ずっと自分の意思が弱いのだと思っていました。 でも最近は、少し違うのかもしれないと感じています。
時間はあるのに、なぜか時間が足りない。 その理由が、少しずつ見えてきました。
最初は、環境を整えるという発想がなく、ただ“あるものを使って”仕事を始めていました。 高さの合わない机と、足のつかない硬い椅子に座って。 そのまま続けていたけれど、思っていたより簡単ではありませんでした。
愛犬との時間を求めて始めた在宅ワーク
いちばん大きかったのは、愛犬と過ごす時間を増やしたかったからです。 同じ空間で、無理のない形で働けるようにしたかった。
でも、集中できる日とそうでない日の差がはっきり出るようになりました。 朝の時点ではやることが分かっているのに、思ったように進まない日があります。 机に向かったのに、気づくと別のことをしている。
例えば、子育て中の方ならイメージしやすいかもしれません。少し作業しようと思っただけなのに呼ばれて、予定がずれることがあります。
犬も同じで、足元に来て「遊んで」と見上げてくる。
気づいたら一日が終わっていることがあります。
予定通りにいかない日が続くと、余裕がなくなってイライラしたり、 「誰かのせい」にしてしまうことがあります。
「すべてを受け止めなくていい」犬と子どもに教わった、1分間の寄り添い方

子どもは親が大好きで、犬は飼い主が大好きです。 「見てほしい」「遊んでほしい」と寄ってくる気持ちは、とてもよく似ています。
すべてに付き合うことはできないけれど、できる範囲で寄り添いたい気持ちはいつもある。 かわいいし、幸せにしてあげたいと思う。
それでも、全部を受け止められない日もあります。
そんなときでも、ソファで仕事をするようになり、一緒にに座って、同じ目線で、愛犬の丸いおでこをそっとなでるだけで、 安心した顔を見せてくれる。
“全部できないから”と葛藤する必要はなくて、 ほんの少し関わるだけで関係は十分に安定することがあります。
その小さなやり取りが、 自分や周りの人の気持ちも落ち着かせてくれて、 時間をうまく進めることができます。
気持ちの問題じゃなかった。形から入る楽しさが教えてくれたこと

私が見直したのは、大きなことではありません。 作業する机と椅子の高さを、体に合うように調整しただけです。
足が自然につくようにして、 姿勢が安定する位置に整えました。
ほんの少しの調整でしたが、 作業を始めるときのハードルが下がりました。 気持ちを整える前に、自然と手が動くことが増えています。
環境を整えると、 「ちょっとやってみようかな」という小さなワクワクが生まれることがあります。
新しいことを始めるとき、形から入る人がいます。 道具を揃えたり、環境を整えたりするところから始める人たちです。 その人たちは、始める前からもう楽しんでいる。 ワクワクしながら選んで、気持ちが自然と前に向いていく。
そんなふうに、生活の中にも“形から入る楽しさ”を少し取り入れてもいいのかもしれません。
小さな違和感を、そのままにしないこと
集中できない日は、気持ちの問題だけではありませんでした。 振り返ると、いろんな小さな違和感が静かに積み重なっていたことに気づきました。
日々の流れは、こうした細かなところに左右されることがあります。 だからこそ、気持ちで押し切るよりも、 少し環境を整えるほうが早いこともあります。
大きく変える必要はありません。 気づいた違和感をそのままにしないこと。
その小さな積み重ねで、 時間はあるのになぜか時間が足りない—— その感覚が少しずつ変わっていくことがあります。

コメント