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我慢しすぎる毎日から抜け出す「引き際」の選び方

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芝生の上を散歩するチワワを上から見た様子のアイキャッチの写真

生きていく中では、「思い通りにならないな」と感じる瞬間が何度もあります。
子どもでも大人でも、それぞれの立場の中で小さな制限があって、思い通りにならない場面は日常のあちこちにあります。

ただ、その中でも、年齢を重ねるほどに「自分の気持ちをそのまま出すより、状況に合わせて抑える」場面が増えていくように感じます。

仕事でも家庭でも、人との関係の中でも、自分の気持ちだけでは進められないことが多く、日々の暮らしは調整の連続。抑えたほうがいい時もあれば、そうしないほうがいい時もある。そのさじ加減が本当に難しいなと感じます。

朝の光が差し込む木のテーブルに、湯気の立つお茶と小さな花瓶が置かれた静かな風景
目次

子どものイタズラを受け止められなかった後悔

普段なら笑って流せるような小さなことに、なぜかものすごくイライラしてしまう日があります。

例えば、子どものちょっとしたイタズラ。 子どもにしてみれば「お母さんを笑わせたい」「面白いと思ってやった」だけ。だいたいのイタズラは、そんな純粋な気持ちから生まれています。

心に余裕をもって、笑って受け止めてあげられたらいいのですが、仕事で疲れていたり、時間に追われていたりすると、つい余裕をなくして本気で怒ってしまう。

子どもはびっくりして泣き、その声にさらにこちらのイライラが煽られる。 「本当は笑ってあげたかったのに」と、後からひとりで落ち込む。

感情をぶつけ合ってもしんどくなるだけだと分かっているのに、上手くいかない日のほうが多かったなと、今振り返って思います。

相槌を打たない理由

大人同士の人間関係でも、同じようなモヤモヤに出会うことがあります。 特に困るのが、誰かの愚痴や不満が延々と続く場に居合わせてしまったとき。

以前の私は、「大人の付き合いだから」と思って、話を合わせて相槌を打っていました。 でも、ネガティブな言葉を浴び続けていると、自分の元気がどんどん吸い取られていくような感覚になる。

軽く相槌を打つだけでも、その場の空気の“仲間”になってしまう気がして、 今は無理に合わせず、そっと距離を置くようにしています。 悪口の場には居座らず、静かにその場を離れる。 それが、私なりの「引き際」です。

口にするということは、もう一度思い出すということ

もちろん、私の中にも愚痴はあります。 言葉にして吐き出せば、その瞬間だけはすっきりするのかもしれません。

でも私は、嫌な出来事をもう一度思い出したくない。 言葉にするということは、その記憶をもう一度頭で考え直すことになります。 せっかく終わったはずの嫌な出来事を、自分の口から再現して、自分で自分を傷つけるようなことはしたくないのです。

だから私は、できるだけ愚痴を口にしないようにしています。 愚痴を言えば一瞬すっきりするんだけどね。 その代わりに、私は温泉に行ったり、いつもよりゆっくりお茶を淹れたりして、 心をリセットする時間をつくるようにしています。

日常のいろいろな場面で、「いい顔」をしてしまう理由

それでもなぜ、私はそこまでして波風を立てないように先回りしてしまうのか。 考えてみると、ひとつの答えに行き着きました。

私は本当、自分より“人から良く見られたい”んだと思う。

子どもの前で怒らないようにすることも、店員さんに愛想よくすることも、悪口の場からそっと離れることも。 振り返れば、どれも「良い自分でいたい」という気持ちが根っこにある。

人から良く見られたいからこそ、いろんな場面で気を張って、知らないうちに自分に我慢をさせてしまう。 そんな自分に気づくたび、毎日の我慢の多さに少し戸惑ったりします。

ペットの話題でその場を離れる

緑の芝生の上を散歩するチワワを上から見た様子

そんなふうに、愛想よくがんばることに疲れてしまった私は、最近ひとつの工夫をしています。 悪口の空気を感じたら、そっと話題を変えて、その場から離れることです。

一番使いやすくて、誰も嫌な気持ちにならないのが「ペットの話題」です。

「そういえば、うちの犬がね……」 「最近、可愛い猫の動画を見つけて」

動物の話をしていて悪口に発展することはまずありません。 だいたいは「可愛いね」「癒やされるね」という穏やかな空気に変わります。

相手を変えることはできないけれど、自分が立つ場所の空気を少しだけ変えてみる。 それは、相手を否定するのではなく、自分を守るための小さな「引き際」なのだと思います。

……と、こんなふうに書いてはいるけれど

もちろんすべてが完璧にできているわけじゃありません。 むしろ、“こうなれたらいいな”という私の理想も半分くらい入っています。 できない日もあるし、うまくいかない日だってたくさんあります。

それでも、試行錯誤しながら、少しずつ自分を軽くしていけたらいいなと思っています。

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